芝生のグランドと鉄工所に挟まれた狭く、細長い敷地に立ち並ぶ大きな広葉樹の一部を伐採して欲しいとの依頼があり、数回にわたりその作業に取り掛かりました。
この立木のある場所とグランドは依頼者の敷地ですが、隣接する鉄工所の敷地にはレールクレーンが設置されていて屋外で鉄筋を組み合わせて溶接する作業が行われているため、絶対に鉄工所側に立木が倒れることの無いよう作業しなければならない状況でした。(ks)
そのためには、グランド側からチルホールで引きながら伐ることになるのですが、グランドにはチルホールを固定する立木がありません。そこで、チルホールに代わって軽トラックで引きながら伐倒することになりました。伐り倒す木にロープを掛けて、そのロープを軽トラックに結んでエンジンをかけたまま待機します。次に木の幹に受け口を切り、追い口を通常より浅めに切ったところで軽トラックをバックさせて引き始めると、大木が狙った方向に倒れて成功です。
2本目の伐倒の時でしたが、追い口を切って軽トラをバックさせても木が倒れない。車輪が空回りしてしまうので荷台に4人ほど乗って荷重をかけてもダメ。何回試みてもびくともしない、どうしようかと!原因は、追い口が浅すぎたためでした。チェンソーで追い口に少しだけ刃を入れただけで無事倒れました。
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